産科・婦人科

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ココロが辛いと感じたら

『ココロが辛いと感じたら』

今年もまもなく暮れようとしています。
親しい人たちと集まり労いあっていた年末年始を、
いつもと違うスタイルで過ごされるかたも多いでしょう。

「いつもと違う」ことでワクワクする場合もありますが、
どこか不安や落ち着かなさを感じることも少なくありません。
人は少なからずパターンをもって生活しており、
そこから安心を得て、新たなチャレンジへの勇気がうまれるからです。

毎日何気なく接していた人、訪れていた場所、
出勤までのちょっとした移動で感じる空気や景色も
知らぬ間に気分転換となっていた可能性が考えられます。

こうした変化の中で不安やイライラ・怒りといった感情が高まり、
辛いと感じた時にお読みいただけると幸いです。


●不安との付き合い方
不安は、現状に対して「闘うか、逃げるか」行動するよう脳が指令を出している状態です。
いつでも動き出せるように動悸や発汗といった身体の変化が起こります。
「どうしよう」と焦りが増すような考え方をとってしまいがちですが、
「どうすることができるか」という発想が一つお役に立ちます。
何ができるか考えるために、頭の中にある考え事を書き出してみましょう。

身近な方に話をすることも一つです。

身体を動かすこと、行動を変化させることも有益です。
ベッドで横たわっているのであれば、キッチンまで行って水を飲んだり、近所を散歩する。
行動によって見える景色や感じる温度が変化すると、抱く感情も変化する可能性があります。

●イライラ・怒りとの付き合い方
怒りを強く感じると、思ってもいない事や余計な一言をつい口走ってしまい、
ご自身が辛くなるだけでなく、人との関係が悪化してしまうことも考えられます。

怒りの暴走を止めるため、まずはご自分が「怒っている」ことに気づきましょう。
知らぬ間に怒っているのではなく意識して、コントロール権を持ちましょう。
「私は怒っている」とつぶやいてみてください。

次に、怒りの仕組みについて知っておきましょう。
怒りを感じているとき、脳内ではノルアドレナリンが分泌され、交感神経が興奮します。
ただし、分泌は数秒でピークを迎えた後、徐々に下降しますので、
ピークをやり過ごしましょう。
その場から目に見えるものを一つ一つ言葉にしてみてください。
時計、机、ピアノ、食器…といった感じで順番に一つずつです。

続いて、呼吸を整えます。ゆっくり長く遠くに向けて息を吐きましょう。
副交感神経が優位な状態に切り替えることができます。


不安や怒りは生きていくのに必要な誰もが有している自然な感情です。
こうした感情をゼロにするのではなく、あっても日常生活をやり過ごすことができるよう、
ご紹介した内容を一つの方法としてご活用いただければ幸いです。

札幌マタニティ・ウイメンズホスピタルでは、妊産婦の皆さまが少しでも安心して過ごせるよう、
公認心理師によるカウンセリングもおこなっております。


ご希望の方は、診察の際にお申し出いただくか、
医療福祉相談室(011-804-7077)までお問合せください。

新しい年がより佳き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

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